通所リハビリテーションとは?ケアマネ試験で出題される部分を解説します。

通所リハビリテーション

通所リハビリテーションってどんなサービスなのか?

この記事では、ケアマネ試験の勉強をしている方へ向けて、通所リハビリテーションの解説と試験で出題されるポイントを解説していきます。

昨今、医療やリハビリに関する事柄は多く出題される傾向があるので要チェックです。

この記事は、こんな方へおすすめ

  • 通所リハビリテーションのサービスや基準や加算などについて知りたい
  • ケアマネ試験の勉強をしている

筆者の簡単な自己紹介です。

マッキー

マッキーです。

介護士として10年以上働いています。

現場での経験を経て、ケアマネの資格を取得しました。

現在も特養の介護職員で、施設ケアマネとして働いています。

主にケアマネ試験をテーマにして、ブログで介護職員向けた情報等を発信しています。

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目次

通所リハビリテーションとは?

はてなネコ

通所リハビリテーションって?

通所リハビリテーションは、介護老人保健施設や医療施設へ通って、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などによるリハビリテーションを受けるサービスです。

一般的には「デイケア」と呼ばれています。

通所リハビリテーションの目的

  • 心身機能の維持・回復
  • 生活機能の維持・向上
  • 認知症症状の軽減
  • コミュニケーション能力や社会能力の維持・回復

通所リハビリテーションを行う事業所

通所リハビリテーションを行う事業所は3つ。

みなし指定です。

  • 病院・診療所
  • 介護老人保健施設
  • 介護医療院

みなし指定

病院、診療所、介護老人保健施設は健康保険法の指定を受けているため、改めて介護保険の指定を申請する必要がありません。事業を行うのに必要な設備や体制が整っていると「みなし」ています。

みなし指定

みなし指定となるサービスは試験対策で必ず覚えておきましょう。

事業者
保健医療機関
(病院・診療所)
訪問介護
訪問リハビリテーション
通所リハビリテーション
居宅療養管理指導
短期入所療養介護
薬局居宅療養管理指導
介護老人保健施設
介護医療院
通所リハビリテーション
短期入所療養介護
けあまネコ

みなし指定はよく出てきますね

通所リハビリテーションの職員の基準

人員基準は病院(介護老人保健施設)と診療所で若干の違いがあります。

従事者として「理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護師、准看護師、介護職員」が配置されます。

病院
介護老人保健施設
診療所
医師(常勤)1名以上利用者10人以上:(常勤)1名以上
利用者10人以下:1名
医師1人に対して利用者は48人以内
従事者①利用者10人以下:(専従)1人以上
②利用者10人以上:(専従)利用者を10で除した数以上
③(専従)PT、OT、ST:利用者100人またはその端数を増すごとに1人以上
①利用者10人以下:(専従)1人以上
②利用者10人以上:(専従)利用者を10で除した数以上
③(専従)PT、OT、ST、経験を有する看護師:常勤換算で0.1人以上

通所リハビリテーションの管理者は代行できる

事業所の管理者は、医師、理学療法士、作業療法士、専ら指定リハビリテーションの提供に当たる看護師のうちから選任した者に代行させることが出来ます。

だれにでも代行を頼めるのではなくて資格の要件があります。

  • 医師
  • 理学療法士
  • 作業療法士
  • リハビリ業務専属の看護師

リハビリテーション計画書の作成

診療情報提供書
多職種が協働で作成する
リハビリテーション計画書

リハビリテーション計画書は、主治医の「診療情報提供書」を元に、医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などの多職種が協働で作成します。

サービスを実施したら、実施状況や評価を診察記録に記録します。

リハビリテーションの流れ

リハビリには3つの流れがあります。

それぞれにステージがあって、どんな分類がされているのか?試験でも問われます。

  1. 予防期リハビリテーション
  2. 治療期リハビリテーション
  3. 維持期リハビリテーション

予防的リハビリテーション

疾病や障害の発生を予防する時期で健康増進、介護予防の取り組みを行う。

治療的リハビリテーション(急性期、回復期)

  • 急性期)疾病が発症した直後、主に急性期病錬で行われる。
  • 回復期)疾病、傷害の改善が著しい時期 機能回復、ADL向上、早期の社会復帰。

維持期リハビリテーション

状態が安定した時期。

介護保険の対象者が多く、通所リハビリ、訪問リハビリ、介護老人保健施設でリハビリが行われる。

試験でよく出る疾病・障害

ケアマネ試験では「変形性膝関節症」と「半側空間認識」がよく出題されます。

変形性膝関節症

膝の関節の軟骨がすり減り、歩行時に膝の痛みが出てくる病気です。

  • 膝の痛み
  • こわばり
  • 歩行障害等

対策:減量、大腿四頭筋などの筋肉を鍛えて膝関節にかかる負担を減らすことで、発症リスクを軽減、進行を防ぐ。

第22回目の再試験では、発症リスクをどうやったら低下させられるかが出題されています。

減量、筋トレで予防。

半側空間失認

脳梗塞や脳出血で右半球を損傷した際に発症します。左側の空間が認識しにくい状態になります。

  • 右ばかり向く
  • 移動中に左側にあるものによくぶつかる
  • 食事のときに左側においてあるものに気づかず食べ残す

対策:失認される半分の空間に注意を向ける(失認側から話しかける、左まひ→右手に持ったものを右側から左に移動させて左手にもちかえる等

失認している方へアプローチする。

通所リハビリテーションの介護報酬

規模により3種類の報酬体系があります。

要介護1要介護2要介護3要介護4要介護5
1~2h366395426455487
2~3h380436494551608
3~4h483561638738836
4~5h549637725838950
5~6h6187338469801112
6~7h71084497411291281
7~8h757897103912061369
通常型の報酬
要介護1要介護2要介護3要介護4要介護5
1~2h361392421450481
2~3h375431488544601
3~4h477554630727824
4~5h540626711821932
5~6h5997098199501077
6~7h69482495311021252
7~8h734868100611661325
大規模(Ⅰ)の報酬
要介護1要介護2要介護3要介護4要介護5
1~2h353384411441469
2~3h368423477531586
3~4h465524616710806
4~5h520606689796902
5~6h5796877939191043
6~7h67076791910661211
7~8h70884197311291282
大規模(Ⅱ)の報酬

介護報酬の覚えるべきポイント

  • 事業所の規模の大きさ「通常型、大規模(Ⅰ)、大規模(Ⅱ)」で区分がある。
  • 要介護度による区分がある。
  • サービスを提供する時間による区分がある。

第23回目の過去問では、介護報酬について出題されています。

規模によって報酬が変わるので押さえておきましょう。

試験によく出題される加算・減算

よく出題される加算をチェックしましょう。

リハビリテーションマネジメント加算

医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、その他の職種の者が協働し、SPDCAサイクルで継続的にリハビリテーションの質を管理した場合に算定。

利用者さんの同意は書面でもらう。家族への説明は直接会うのが望ましいが、遠方に住んでいる等やむをえない場合は電話でもよい。

リハビリテーションマネジメント加算の算定の条件は以下の通りです。

  • リハビリテーション計画を作成
  • 定期的にリハビリ会議を開催
  • Ⅱについては医師による説明が必要

別の加算の算定条件にもなる重要度の高い加算です。

第21回の過去問では、リハビリテーションマネジメント加算の問題が出ています。

SPDCAとは、調査Survey 計画Plan 実行Do 評価Check 改善Action

短期集中個別リハビリテーション実施加算

文字通り短期間で集中的にリハビリを実施した際の加算です。

退院日または認定日から起算して3か月以内に集中的な個別リハビリテーションを行った場合で、リハビリテーションマネジメント加算を算定しているのが条件。

大分古いですが、

17回目の試験で短期集中リハビリテーション実施加算が出題されています。

若年性認知症利用者受入加算

若年性認知症利用者に対して、通所リハビリテーションを行った場合。

受け入れる利用者ごとに個別の担当を定めているのが条件。

第21回目の試験で出題されています。

通所リハビリでは、若年性認知症利用者受入加算が対象になります。

生活行為向上リハビリテーション実施加算

利用者さんの生活行為の能力が向上するためのリハビリを実施した場合に算定します。

リハビリテーションマネジメント加算を算定していることが条件

過去問ではあまり見かけませんが、

リハビリテーションマネジメント加算と合わせて、チェックしておきたい加算です。

送迎減算

利用者さんに対して、送迎を行わない場合に算定されます。

「事業所と同一建物に居住する利用者、同一建物から通う利用者」に対しては、送迎減算の対象とはなりません。

職員が徒歩で利用者の送迎を行った場合も送迎減算の対象にはなりません。

  • 片道:47単位の減算
  • 往復:94単位の減算

第23回目の試験で送迎の報酬に関する問題が出題されています。

送迎もサービスの一環として、行わないと減算になると覚えておきましょう。

全体のまとめ

この記事では、ケアマネ試験の学習をしている方へ向けて、通所リハビリテーションのサービスや基準や加算についてまとめました。

通所リハビリテーションの試験対策のポイント

  • 病院・診療所、介護老人保健施設、介護医療院が提供するサービスで、みなし指定
  • 病院(介護老人保健施設)と診療所で職員配置の基準が少し違う
  • 主治医の診療情報提供書を元に、リハビリテーション計画書を多職種で協働で作る
  • リハビリには、予防期、治療期、維持期の3つの流れがある
  • 変形性膝関節症と半側空間失認は試験でよく出題される
  • 介護報酬は事業所の規模で区分が分かれる
  • リハビリテーションマネジメント加算などのリハビリに関する加算がある

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