ライフLife科学的介護情報システムとは?導入の目的、何を目指しているのか?

こんにちは、マッキーです。

介護の職歴10年以上。現在は施設のケアマネとして働いています。

介護の現場で働く方は「ライフ(Life)」って聞いたことありませんか?

まだまだ導入されたばかりのシステムなので、現役の介護士の方でも知らない人が多くいると思います。

この記事で分かること

  • ライフってどんなシステムなのか?
  • ライフが作られるに至った経緯や目的
  • ライフを活用したケアの流れ

分かりやすく解説していきたいと思います。

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目次

ライフ(Life)とは?

Life
全国からLifeに要介護者のデータが集められる

ライフ(Life)とは利用者さんの状態やサービスの内容などの情報を幅広く蓄積するデータベースのことです。

全国から要介護者の情報の集めて、利用者さん一人一人の情報をビッグデータで分析して、それを介護現場へフィードバックします。

データにより得られた情報を活用し今後の介護に活かしていきます。

令和3年4月から本格的に運用がスタートして、実際の介護現場でも使われてきています。

LIFE

  • Long-Term care
  • Information system
  • For
  • Evidence

ライフ(Life)は、これらの頭文字から来ています。

ライフは英語を直訳で生活。利用者さんの生活に係わってくるので、生活の意味の(ライフ)とも上手く掛け合わさいますね。

科学的介護システム

ライフ(科学的介護システム)と言われる通り、ライフはエビデンスに基いた介護を目指します。

エビデンス=科学的根拠

医療分野においては、

医学的な判断(エビデンス)に基づき、医療を施しています。

患者の病気に対して医師が関連する文献を検索します。

それを批判的に吟味した上で、患者へ適用しても大丈夫か?妥当性はあるのか評価をしながら実践していきます。

医学の専門技能を活用してエビデンスに基づいていると言えます。

介護分野においては、

介護分野では、エビデンスに基づく介護は十分に実施されていません。

エビデンスに基づく介護への課題

  • エビデンスに基づく介護を推進する仕組みが出来ていない。
  • エビデンスを構築するための介護の現場からの情報が足りていない。

LIFEの導入は、これらの課題の解決を目指します。

現場とアカデミーが一体となり、正しい介護のエビデンスの構築を目指します。

介護業界へのパラダイムシフト

これまでの介護は、目の前の高齢者ができないことをお世話することが中心でありまして、その結果、現場の労働環境も大変厳しいものでありました。

本人が望む限り、介護がいらない状態までの回復を出来る限り目指していきます。

第2回、未来投資会議の議事録(医療・介護の未来投資と課題)安倍内閣総理大臣

今までの介護は「お世話型の介護」と言われてきました。

この会議が発端となり、これからの介護は「介護がいらない状態までの回復を目指そう」などと言われています。

介護業界へのパラダイムシフトとして「Life」の導入が一つの答えとなります。

エビデンスに基づく介護の実施で期待されること

LIFEの導入はエビデンスに基づく介護を目指します。

エビデンスに基づいた介護が実施されることで、介護予防にとどまらず、介護がいらない状態までの再自立が期待されています。

介護が必要な高齢者はこれからも増えます。

  • 介護職員が不足している問題
  • 財政面での問題

これらが深刻になっていきます。

その問題への答えとして「再自立」が一つのスローガンになっています。

再自立に対する反対意見

加齢に伴う身体機能の低下は自然の摂理です。

LIFEを導入して、介護業界へパラダイムシフトを起こすよりも、従来の介護を大事にしたいという声もあります。

今できることを1日でも長く出来るようにすることが大事。

今まで出来たことが出来なくなっても、その人が望む生活が送れる環境をつくることが自立支援の本質じゃないか?

再自立は介護保険の給付を受けないようにすることが目的となっていないか?

重介護の人やターミナルケアの人はどうなる?

このような意見もあります。

ライフを活用したケアの流れ

Life活用の流れの図
疾患、栄養状態、ADLの低下
①データを送る
Lifeデータの分析
②フィードバック票
③フィードバック票を元にケアの改善

実際にライフを導入したら、何をするのか?簡単に説明します。

  1. LIFEへのデータ登録
  2. フィードバック票の確認
  3. フィードバック票を元にケアの改善
  4. ①へ戻る

PDCAサイクルとして、繰り返します。

ライフへのデータ登録

パソコンでライフのサイトにログインします。

ログインURLはこちら。

https://life.mhlw.go.jp/login

利用者さんのADLや健康状態などをアセスメントして「科学的介護推進に関する評価」を入力します。

  • 基本情報
  • 総論(服薬やADL等)
  • 口腔・栄養
  • 認知症

いくつかの項目があり、これらのデータを登録します。

フィードバック票の確認

LIFEへ提出されたデータが分析されて、その結果として「フィードバック票」が送られてきます。

フィードバック票には利用者さんの個別のデータと、事業所ごとのデータの2種類があります。

フィードバック票を受け取る

  • 利用者用フィードバック票
  • 事業所フィードバック票

Lifeからフィードバックを受け取る目的

フィードバックされた情報を元に利用者の状態やケアの変化等を踏まえて、今後の介護に関する計画書を作っていきます。

科学的なデータに基づくPDCAサイクルを推進します。

これらを取り入れることで、ケアの質の向上につなげていきます。

利用者用フィードバック票の活用方法

  • 利用者像や課題の把握
  • ケアの実施状況の把握
  • ケアの結果の把握
  • 利用者や家族への説明
  • 職員間での情報共有

事業所フィードバック票の活用方法

  • 事業所の利用者像の把握
  • ケアの実施状況の把握
  • ケアの結果の把握
  • ケアの在り方の見直し
  • 事業所内の管理指標として活用

介護施設の加算の要件にもなっている

介護施設などでは、Lifeのシステムを活用してケアを実施することで加算が算定される仕組みが出来てきています。

介護施設で使われる加算については、以下のものがあります。

科学的介護推進体制加算Lifeへの登録
個別機能訓練加算Lifeを活用して機能訓練指導員が多職種と協働して機能訓練を実施
ADL維持加算Lifeの活用、バーセルインデックスを評価して提出によりADLの維持や改善が図れている
褥瘡マネジメント加算Lifeを活用して褥瘡の防止に取り組んでいる
自立支援推進加算Lifeのフィードバックを活用してPDCAサイクルが実施されている
排泄支援加算Lifeを活用して多職種が計画を立てて傷害のある方の排泄支援が行われている
栄養マネジメント強化加算Lifeを活用して管理栄養士による栄養状態の改善に向けた取り組みが行われている
口腔衛生管理加算Lifeを活用して歯科衛生士が口腔ケアを実施している

全体のまとめ

ライフ(LIFE)科学的介護情報システムとは何か?ということで、導入までに至った経緯や、導入後にどうやって使うのかを解説しました。

ライフがどのようなものか?介護業界の現状や今後の課題についてイメージしてもらえたら幸いです。

今回の大まかなポイント

  • ライフ(Life)=介護のビッグデータ
  • ライフを導入してエビデンスに基づく介護を実施する
  • 最終的には利用者の再自立を目指すもの
  • 実践的にはパソコンで登録してフィードバックを受けて活用する
  • 加算の要件にもなっている
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