ケアマネ試験対策。介護保険の財源と調整交付金、財政安定化基金について

ケアマネ試験対策、介護支援分野、介護保険の財源は?

ケアマネ試験の介護支援分野では「介護保険の財源」についての問題が出題されます。

ケアマネ試験の受験者の中には、お金の話になると、難しく感じてしまう方もたくさんいると思います。

この記事では、

ケアマネ試験の学習をすすめているが、介護保険の財政構造でつまずいている。

調整交付金って何のこと?財政安定化基金って?

という方へ向けて、財政の仕組みについて分かりやすく解説していきたいと思います。

ぜひ、試験を受ける上での参考にしてもらえればと思います。

筆者の簡単な自己紹介です。

マッキー

マッキーです。

介護士として10年以上働いています。

現場での経験を経て、ケアマネの資格を取得しました。

現在も特養の介護職員で、施設ケアマネとして働いています。

主にケアマネ試験をテーマにして、ブログで介護職員向けた情報等を発信しています。

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目次

介護保険の財源はどこから来るのか?

まずは基本的なことですが、介護保険の財源は1割は自己負担です。

自己負担なので、利用者さんが支払いをします。

それでは、残りの9割はどこから来るのか?と疑問に思いませんか?

残り9割のお金の出どころは以下の通りにです。

介護保険料からの徴収が50%

  • 第一号被保険者の介護保険料
  • 第二号被保険者の介護保険料

公費からの負担が50%

  • 国の負担
  • 都道府県の負担
  • 市町村の負担

分かりにくいので、図で表してみましょう。

介護保険の財源

介護保険の財源は、保険料公費です。

それぞれ、50%ずつ。半々となっていますね。

マッキー

まずは、ここをしっかりとおさえるべし!

財源の内訳を細かく見ていきましょう

介護保険の財源は、「保険料と公費が半分ずつ」と押さえたうえで、さらに細かく見ていきます。

ここでは、利用するサービスによって公費の内訳が変わるのがポイントです。

在宅系のサービスか施設系のサービスかで、その違いが現れます。

  • 第1号被保険者23%、第2号被保険者27%
  • 居宅系サービスの公費:国25%、都道府県12.5%、市町村12.5%
  • 施設系サービスの公費:国20%、都道府県17.5%、市町村12.5%

図で表すと以下の通りです。

公費の内訳の違いの図

ケアマネ試験では数字がそのまま出題される年もあります。

このような体系になっていると理解した上で、できれば数字まで覚えておけば完璧です。

ケアマネ試験のポイント:保険料の負担割合は一律

保険料の負担割合は一律です。

サービスの違いがあっても負担の割合は変わりません。

  • 第1号被保険者:23%
  • 第2号被保険者:27%
マッキー

数字はそのまま覚えておきたいですね。

第1号被保険者、第2号被保険者について詳しく知りたい方は以下の記事をどうぞ。

ケアマネ試験のポイント:居宅系サービスと施設系サービスによる公費の負担比率

居宅系サービス

  • 国25%
  • 都道府県12.5%

施設系サービス

  • 国20%
  • 都道府県17.5%

このように違いがあります。

施設系サービスの方が都道府県の負担が大きいですね。

マッキー

施設のサービスは「都道府県」が指定をするので、
関連ずけて、都道府県の負担が大きいと覚えるのがいいでしょう。

ケアマネ試験のポイント:包括的支援事業と任意事業の財源

例外として、もう一つの財源のパターンがあります。

「包括的支援事業」と「任意事業」です。

包括的支援事業・任意事業の財源

図の通り、第2号被保険者の負担がないのがポイントです。

マッキー

介護保険の財源は、3パターンある。
①居宅系サービス
②施設系サービス
③包括的支援事業・任意事業

保険料は3年ごとに見直しされる

第1号被保険者、第2号被保険者の保険料は3年ごとに見直しされます。

2000年から介護保険がスタートして現在まで、以下のように保険料の負担割合が推移しています。

第1期第2期第3期第4期第5期第6期第7~8期
第1号17%18%19%20%21%22%23%
第2号33%32%31%30%29%28%27%
2000年~現在までの保険料による負担割合の推移

第1号被保険者の保険料は見直しごとに増加していき、第2号被保険者の保険料は減少していますね。

第7期から現行の比率となっています。

  • 第1号被保険者:23%
  • 第2号被保険者:27%
マッキー

推移の表は参考までに。
ケアマネ試験では「3年ごと」の見直しがあるということを、覚えておきましょう。

調整交付金

介護保険の財源の中に「調整交付金」というものがあります。

国の負担の5%から調整交付金として、市町村へ交付されます。

ケアマネ試験のポイント:調整交付金は市町村の格差を解消する目的がある

第1号被保険者の年齢や所得には市町村で差が出ます。

集められる保険料には、わずかながら格差が生じてしまう問題が起こります。

調整交付金とは?説明した画像

調整交付金は市町村間における、財政の格差を解消することを目的としています。

ケアマネ試験のポイント:災害に対する特別調整交付金

調整交付金には、”特別”調整交付金というものがあります。

災害やその他の特別な事情がある市町村に対して、厚生労働省で定めるところにより交付されます。

マッキー

このような調整交付金もあると、覚えておく。

財政安定化基金

介護保険の財政の安定化を図る目的で「財政安定化基金」が都道府県に設置されています。

保険料からの財源が確保できない場合に、財政安定化基金は資金の援助う役割があります。

このように市町村への後方支援的な役割を担っています。

財政安定化基金の図

ケアマネ試験のポイント:財政安定化基金の財源を確認しよう

財政安定化基金の財源で確認しておきたいポイントは2点。

  • 財源は国、都道府県、市町村が1/3ずつ負担している。
  • このうちの市町村の負担部分は第1号保険料で賄う。
マッキー

「1/3ずつ」と出てきたら財政安定化基金のことです。
特徴的なので、覚えましょう。

ケアマネ試験のポイント:財政安定化基金の対応「交付と貸与」

保険料が不足した場合に、財政安定化基金から市町村へ資金の援助が行われます。

原因対応
保険料の未納による財源の不足不足額の1/2を基準として交付金を交付する
見込みを上回る給付費の増大による財源の不足必要な資金を貸付する
(ただし、第1号保険料から3年間の分割で返済しなくてはいけない。)
マッキー

ここはややこしいのですね。
保険料の未納は「交付」
給付費増大は「貸与」
ざっくりと覚えておく。

この記事のまとめ

この記事では、ケアマネ試験対策として「介護保険の財源」のポイントをまとめました。

介護保険の財源は、

介護保険料からの徴収が50%

  • 第一号被保険者の介護保険料
  • 第二号被保険者の介護保険料

公費からの負担が50%

  • 国の負担
  • 都道府県の負担
  • 市町村の負担

まずはこれをしっかり押さえたうえで、細かい内訳を覚えていきましょう。

保険料からの負担割合は一律です。

  • 第1号被保険者:23%
  • 第2号被保険者:27%

「居宅系サービス」か「施設系サービス」かによって、それぞれの負担割合が変わります。

居宅系サービス

  • 国25%
  • 都道府県12.5%

施設系サービス

  • 国20%
  • 都道府県17.5%

保険料(第1号被保険者、第2号被保険者の負担)は3年ごとに見直しが行われる。

財源の中には国からの「調整交付金」が含まれています。

  • 調整交付金は、市町村による財政の格差の解消が目的。
  • 災害などにより交付される特別徴収交付金がある

各都道府県には「財政安定化基金」が設置されている

  • 財政安定化基金の財源は国、都道府県、市町村が1/3ずつ負担している。
  • そのうちの市町村の負担は第1号被保険料で賄う。
  • 財源が不足したときに資金が交付される。
  • 保険料の未納:不足額の1/2を基準で交付
  • 給付費の増大:必要な資金を貸し付け(ただし、第1号日保険料から3年で分割して返済する)

以上がまとめです。

この記事がケアマネ試験の受験者の方の参考になれば幸いです。

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