ケアマネ試験対策「包括的支援事業」には、どんな事業があるのか?

包括的支援事業アイキャッチ

こんにちは、マッキーです。

この記事ではケアマネ試験の勉強をしている方へ向けて「包括的支援事業」についてまとめていきたいと思います。

はてなネコ

包括的支援事業ってどんな事業があるの?

「包括的支援事業」と漢字がたくさん連なっていて、なんとなくとっつきにくいですよね。

ケアマネ試験の対策として、どのような事業があるのか一つ一つ見ていきましょう。

筆者の簡単な自己紹介です。

マッキー

マッキーです。

介護士として10年以上働いています。

現場での経験を経て、ケアマネの資格を取得しました。

現在も特養の介護職員で、施設ケアマネとして働いています。

主にケアマネ試験をテーマにして、ブログで介護職員向けた情報等を発信しています。

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目次

地域支援事業について

はじめに確認ですが、「地域支援事業」という括りの中に「包括的支援事業」があります。

地域支援事業は要介護状態の予防を目的として2006年からはじまった事業です。

「地域支援事業」の3つの柱となる事業

  • 介護予防日常生活支援総合事業
  • 包括的支援事業
  • 任意事業

この記事のテーマは、3つの柱となる事業のうちの「包括的支援事業」です。

地域支援事業の包括的支援事業を強調

地域支援事業の全体に関しては、こちらの記事をどうぞ。

包括的支援事業について

「包括」とは「様々なものを一つに取りまとめること」という意味です。

言葉の通り、包括的支援事業では地域という広い枠組みの中で、地域を一つにまとめていくイメージですね。

高齢者が地域で自立した生活が送れるためのネットワークを作っていく役割を担っています。

包括的支援事業は「必須事業」なので、どの市町村でも必ず行われています。

地域包括支援センターが行っています。

包括的支援事業の2つの分類

上の図の通り、今回は「包括的支援センター事業」「社会保障の充実」に分けて、まとめていきたいます。

けあまネコ

それでは、よろしくお願いします。

包括的支援事業その①「地域包括支援センター事業」

地域包括支援センター事業は、2006年からスタートしています。

全部で4つの事業があり、全てが地域包括支援センターに一括して委託されています。

包括的支援事業の「地域支援センター事業」の4つの事業。

  1. 第1号介護予防支援事業
  2. 総合相談支援事業
  3. 権利擁護業務
  4. 包括的・継続的ケアマネジメント支援事業

事業の内容を一つ一つを詳しく見ていきましょう。

第1号介護予防支援事業

基本チェックリストの該当者に対して、介護予防ケアマネジメント(ケアプランの作成)などを行います。

注意点は、対象者が基本チェックリストの該当者ということです。

なので要支援者の人はここには該当しません。

要支援者に向けた介護予防支援事業は「総合事業」で行われます。

総合事業や基本チェックリストの解説はこちらの記事をどうぞ。

総合相談支援事業

被保険者の心身の状況や生活の状態の把握、保険や医療、社会福祉などの情報提供、関係機関への連絡調整などの総合的な支援を行います。

読んで字のごとく「介護、福祉、保健などの総合的相談窓口となる事業です。

  • 地域の高齢者の状態把握
  • 社会福祉などの情報提供
  • 適切な機関へつなぐ
  • ネットワークづくり

権利擁護業務

被保険者の権利を擁護する事業ということで、虐待の防止、早期発見、権利擁護のための必要な援助を行っています。

  • 成年後見制度の活用
  • 老人福祉施設への措置の支援
  • 高齢者虐待の早期発見・防止
  • 消費者被害の防止・対応

包括的・継続的ケアマネジメント支援事業

高齢者の支援をしているケアマネへの個別指導や相談、困難事例への指導や助言を行います。

居宅サービス計画や施設サービス計画の検証を行って、包括的かつ継続的な支援を行います。

包括的支援事業その②「社会保障の充実」

こちらは社会保障の充実として2015年から追加されています。

地域包括センターの力だけでは手の届かない部分が、事業としてピックアップされて設立された背景があります。

そのため、地域包括支援センター以外でも委託を受けて行えます。

包括的支援事業の「社会保障の充実」4つの事業。

  1. 在宅医療・介護連携推進事業
  2. 生活支援体制整備事業
  3. 認知症総合支援事業
  4. 地域ケア会議推進事業(※地域包括支援センターが主催)

このうちの1~3の事業は地域包括支援センター以外が委託を受けて行うことが出来ます。

4の地域ケア会議推進事業は「地域包括支援センターが主催をして行うので注意しましょう。

①在宅医療・介護連携推進事業

介護と医療の両方が必要な高齢者へ向けて、医療と介護の連携を強化するネットワークを作っていく事業です。

  • 地域の医療・介護の資源をリスト、マップ化して圏域ごとの過不足を把握する
  • 地域の医療・介護の関係者が地位kの現状、課題、対策を会議で話し合う
  • 医療・介護連携に関する理解を深めるために、専門職や地域住民に普及啓発を行う
  • 医療・介護関係者への助言や研修会などを行う

②生活支援体制整備事業

高齢者の支援を手厚く行えるように地域との連携を整備して強化するのが目的の事業です。

簡単に言えば、地域のボランティアを育成したり、活用していく事業です。

  • ボランティアや生活支援の担い手の育成や発掘、ネットワークづくり。
  • 生活支援コーディネーター(地域支え合い推進員)の設置。
  • 市町村が協議体を設置して、地域の情報共有や連携を強化していく。

生活支援コーディネーター

資格要件は保険者によって異なります。社会福祉士やケアマネが担うことが多いです。

地域包括支援センターや市役所といった公的な機関に配置されます。

③認知症総合支援事業

認知症を早期に発見して悪化を予防するための支援を総合的に行う事業です。

初期の認知症や認知症の疑いがある方が対象です。

市町村は「認知症地域支援推進員」「認知症初期集中支援チーム」を設置します。

認知症地域支援推進員(構成員の決まりは特にありません)
認知症を支援する関連機関との連絡や調整を行います。
認知症初期集中支援チーム専門医1名、認知症の専門的知識を有するもの2名以上で構成されます。
認知症の人やその家族に早期に関り、支援していきます。

この他にも、チームオレンジコーディネーターによる認知症サポーターの活動も行われています。

認知症サポーター

④地域ケア会議推進事業

市町村の設置する地域ケア会議において、個別ケースを検討する会議から地域課題の解決を検討する場まで一体的に取り組んでいく事業です。

主催者は地域包括支援センターです。他の事業者に委託はできません。

地域ケア会議は、2015年から市町村の努力義務となっています。

個別ケースを検討する会議

「地域ケア個別会議」

主催:地域包括支援センター

内容:特定の高齢者にスポットを当てて支援を検討する会議

地域課題の解決を検討する場

「地域ケア推進会議」

主催:地域包括支援センターまたは市町村

内容:地域の課題を政策として反映させるための会議

事業の名前をしっかり押さえておきましょう

試験でのポイントとして、とにかく事業の名前をしっかりと押さえておきましょう。

包括的支援事業には「これがあった」という具合で名前を見れば分かるようしておきたいですね。

今までの試験でも名前が分かれば解ける問題がかなり出題されています。

(過去問)第22回の12問

「地域支援事業のうち包括的支援事業として正しいものはどれか。3つ選べ。」

  1. 生活支援体制整備事業
  2. 介護予防把握事業
  3. 認知症総合支援事業
  4. 介護給付等費用適正化事業
  5. 在宅医療・介護連携推進事業

答え[1、3、5]

1,3,5は包括的支援事業、2は総合事業、4は任意事業です。

全体のまとめ

この記事では、ケアマネ試験の対策として「包括的支援事業」の事業をまとめています。

包括的支援事業には以下の事業があります。

地域包括支援センター事業

2006年からスタートしています。

地域包括支援センターが全てを一括して委託されています。

事業名内容
第1号介護予防支援事業基本チェックリストの対象者へケアプランの作成を行う。
総合相談支援事業介護、福祉、保健などの総合的な相談窓口。
権利擁護業務虐待の防止や早期発見、権利擁護を行う。
包括的・継続的ケアマネジメント支援事業ケアマネ自身への指導や困難事例への助言などを行う。

社会保障の充実

2015年から新しく追加された事業です。

地域包括支援センター以外の事業所でも委託を受けて行います。

事業名内容
在宅医療・介護連携推進事業在宅で医療と介護が必要な方へ向けて、医療と介護の連携を強化する取り組み。
生活支援体制整備事業生活支援コーディネーターを設置して、地域のボランティアの育成や高齢者とのマッチングを行う。
認知症総合支援事業認知症地域支援推進員と認知症初期集中チームを設置して、認知症の方へ早期で対応する取り組み。
地域ケア会議推進事業地域ケア会議で個別ケースや地域課題を検討する。

ケアマネ試験では事業の名前がよく選択肢で出てきます。

まずは事業の名前をしっかりと押さえるようにしましょう。

簡単ですが以上でまとめとさせてもらいます。

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