こんにちは、マッキーです。
この記事では、逆指値注文は何かというテーマで、やり方や活用方法を解説していきます。
筆者の簡単な自己紹介です。

マッキーです。
年収は低めのサラリーマンです。
2019年から投資をはじめて、日本株や米国株へ投資をしています。
投資資金200万円からスタートして、現在は1,000万円を達成!
株の注文方法(成行・指値・逆指値)の違いについて
株の注文方法には、3通りの注文方法があります。
成行注文 | 「いくらでもいいから買いたい(売りたい)」と価格を指定しない注文方法 |
指値注文 | 「いくらで買う(売る)」と価格を指定する注文方法 |
逆指値注文 | 「株価が○○円以上(以下)になったら○○円で買う(売る)」とトリガー価格と決める注文方法 |
逆指値注文とは何か?
逆指値注文は、株価が○○円以上(以下)になったとき、というトリガー価格を決めます。
株価が実際にそのトリガー価格へ達したら、「買い」や「売り」などの注文が出されるという仕組みです。
買い注文の場合
楽天グループの株を例にします。


現在の株価は694円です。
もう少し安くなったら買いたいと思ったとき、
650円をトリガー価格にして、成行で買いの注文を出したとします。
これにより、株価がトリガー価格の650円に到達したら、直ちに成行注文が発注されて株が買われるという寸法です。
ただし、株価が650円に到達しなかった場合は、いつまで経っても買い注文は入りません。
売り注文の場合
KDDIグループの株を例にします。


現在の株価は4,274円です。
もう少し上がったら利益確定したいなと思ったとき、
4,300円をトリガー価格にして、成行で売りと注文を出したとしましょう。
これによって、KDDIの株価がトリガー価格の4300円以上へ到達したら、成行注文で株が売られます。
逆指値注文を使いこなすことが出来れば、ずっとチャートを眺めている必要もなくなります。
少しごちゃごちゃして面倒かもしれませんが、かなり便利な機能ですね。
逆指値注文は損切(ロスカット)するのに有効
逆指値注文は損切(ロスカット)をするのに有効です。
株を買ったら必ず逆指値注文を入れるのをおすすめします。
例えばですが、あらかじめ20%下がった場合を想定して逆指値注文を入れたとします。
その時点での最大の損失額は20%と確定しているため、精神的に楽になりませんか。
また、逆指値注文の設定はいつでも変更することが出来ます。
株価が上昇した場合には、その上昇に合わせてトリガー価格を引き上げるのがおすすめです。
これを繰り返し行うことで、はじめは「ロスカット」のための逆指値注文だったのが、いつしか「利益確定」の注文に代わっていきます。


こんな感じで逆指値注文はとても有効です。
上手く活用することで、負けにくい投資が出来ます。
逆指値注文で損切(ロスカット)する際の注意点
指値注文で出した場合に、確実に売買が成立するとは限りません。
トリガー価格を設定していても、大きな売りがあった場面には、一気に株価が下がってしまいます。
このようなケースでは、指値で注文したものが約定しません。


この状態から更に値下がりすれば、ロスカットされていないので、損失が拡大してしまいます。
なので、確実に売買を成立させるためには成行注文が安心でしょう。
ただし成行注文の場合は、想定外の値段で約定するかもしれないので、その点は注意は必要と言えます。
逆指値付通常注文について
少し複雑になりますが、「逆指値付通常注文」という注文方法もあります。
これは「指値注文」+「逆指値注文」を組み合わせた注文方法です。
一度で2パターンの注文をすることが出来るので「ダブル注文」「ツイン注文」とも呼ばれています。
逆指値付通常注文の使い方
今回はダブル・スコープを例にあげます。
現在の株価は2355円ですが、出来高も大きくて株価の振れ幅が上にも下にも大きいです。
2,400円で利益確定の通常の指値で売却の注文を出しつつ、
2,300円をトリガー価格にして成行でロスカットの設定が出来ます。


このように2つの注文が同時にできるため、株価が上にも下にもどっちに転んでも大丈夫というわけですね。
まとめ
この記事では、逆指値注文とは何か?というテーマで、活用方法を解説してきました。
逆指値注文は、株価が○○円以上(以下)になったとき、というトリガー価格を決めます。
株価が実際にそのトリガー価格へ達したら、買いや売りなどの注文が出されるという仕組みです。
有効な活用例として、損切(ロスカット)をする場面があげられます。
あらかじめ損切の値段を決めて、20%の下落で売却するなどの設定をすることで、その時点での最大損失額が確定します。
トリガー価格を設定していても、大きな売りがあった場面には、売買が成立しないで損切りが出来ないケースがあります。
逆指値注文で確実に損切りしたい場合には、成行注文を組み込んでおきましょう。