ケアマネ試験を受けるけども「どうやって勉強すればいいの?」「どこから勉強をはじめればいいの?」と悩んでいる方はいませんか。
筆者もケアマネ試験の勉強を始めた頃は、どうやって勉強するのか見当がつかず、雲をつかむような気持でテキストを眺めていた記憶があります。

どうやって勉強すればいいのか・・・?
筆者もそうでしたが、普段は介護の仕事もしているので、勉強の時間をとるのも大変ですよね。
このような方へ向けて、効率よく勉強を進めることができるように試験のコツを伝授します。
筆者の簡単な自己紹介です。



マッキーです。
介護士として10年以上働いています。
現場での経験を経て、ケアマネの資格を取得しました。
現在も特養の介護職員で、施設ケアマネとして働いています。
主にケアマネ試験をテーマにして、ブログで介護職員向けた情報等を発信しています。
まずはケアマネ試験の構造を理解しましょう
ケアマネ試験はどんな試験なのか?まずは、試験の構造についてざっくりと説明していきます。
ケアマネ試験の概要
試験は、全部で60問で120分で行われます。
点字受験者は(1.5倍)180分、弱視などの受験者は(1.3倍)156分の時間があります。
介護支援分野 | 介護保険制度の基礎知識 要介護認定の基礎知識 居宅・施設サービス計画の基礎知識 | 25問 |
保健医療福祉サービス分野 | 保健医療サービスの知識等 福祉サービスの知識等 | 20問 15問 |
合計 | 60問 |
1問あたり、2分となりますね。
ケアマネ試験の出題方式
問題の出題方式は「5肢複択方式」というものです。
5つある選択肢の中から、正しいものを3つ(または3つ)選びます。
選択肢がぴったりと正解だったら、その問題は得点できます。


合格基準
各分野で6割~7割の正解が合格の基準になってます。
その年の試験の難易度などにより変わりますね。
問題数 | 平成30年 | 令和元年 | 令和元年(再) | 令和2年 | 令和3年 | |
介護支援分野 | 25問 | 13点 | 15点 | 16点 | 13点 | 14点 |
保健医療福祉サービス分野 | 35問 | 22点 | 24点 | 25点 | 22点 | 25点 |
ケアマネ試験は、どこから勉強していけばいいのか?
「ケアマネ試験の勉強を始めよう」そう意気込んで、いざ机に向かってみたが、どこから手を付ければいいのか分からないという方へ。
筆者も勉強をしていて、どこからやればいいのか迷ったものです。
テキストをはじめから読んでいこうと思っても、最初のページからいきなり法律や介護保険の話が出てきて、全く頭に入っていきませんでした。
効率よく学習していくために、分かりやすそうなところからやっていくのをお勧めします!



「法律」とか「介護保険」とかその時点で、
拒否反応が出てきてしまう。



まずは分かりやすいところから
はじめてみるのがいいですよ!
筆者がケアマネ試験の勉強でお伝えしたい学習の流れのコツは以下の通りです。
- 介護保険のサービスをおさえる
- 要介護認定の流れをつかむ
- 地域支援事業をおさえる
- 介護支援分野と保健医療福祉サービスをバランスよく勉強する
まずは「介護保険のサービス」を把握しましょう
まずは介護保険のサービスにどんなものがあるのか把握していきましょう。
利用者さんにどんなサービスがよいのか?ケアマネとして提案したりすることがケアマネの仕事でもあります。
ここをおさえておけば、介護保険のサービスについての引き出しが増えて、試験の全体像が見えてきます。



どこから手を付ければいいのか
分からないよ



迷ったら、ここから勉強していくのがおすすめ
介護保険のサービスには何があるのか?
介護保険のサービスは大まかに3つに分類されます。
- 居宅サービス
- 地域密着型サービス
- 施設サービス
詳しくはこちらの記事を参考にどうぞ。


次に「要介護認定」の流れをつかむ
次に「要介護認定」の流れをつかみましょう。
ケアマネ試験では「要介護認定」が重要なポイントになります。
要介護認定を申請からサービスを受けるまでの流れを学ぶことで、介護保険の基礎的な知識が身に付きます。



「要介護認定」って難しそうだね。



介護支援分野の中ではとっつきやすいと思うよ。
申請から結果が出るまで流れで勉強しよう。
介護保険の申請からサービス受給までの流れ
- 要介護の申請を行う
- 認定調査を受ける
- 1次判定
- 2次判定
- 結果が出る
この流れの中で、様々な関連する機関が出てきます。
介護保険の理解を深めましょう。
詳しくはこちらの記事を参考にどうぞ。


地域支援事業についておさえる
「地域支援事業」というものについても押さえておきましょう。
こちらも介護保険のサービスと同じように、地域を主体として「要介護状態を予防する」ための様々なサービスを行っています。
地域支援事業というカテゴリーとして勉強していくのがいいですね。



地域支援事業?
聞いたことないよね。



ケアマネ試験で勉強して、
こんなものがあるんだってはじめて
知った人も多いんじゃないかな。
地域支援事業には、大まかな3つの事業があります。
- 総合事業
- 包括的支援事業
- 任意事業
3本の事業を軸にして、付随する事業の名前などを憶えていきます。
詳しくはこちらの記事を参考にどうぞ。


「介護支援分野」と「保健医療福祉サービス分野」をバランスよく勉強しよう
介護支援分野は、介護保険法や介護保険の知識が出題されますが、難しくてとっつきにくいですよね。
対して、保健医療福祉サービス分野は医療や介護の知識などが出てくるので、実際の仕事にも直結してくるので、なんとなく理解できている部分がいっぱいあると思います。
「保健医療福祉分野はそこまで勉強しなくてもいけそうだな」と思っている方も中にはいますが、確実に合格するためにも疎かにしてはいけませんね。
たまには気持ちを切り替えて保健医療福祉サービス分野に手を付けてみるのが、勉強のモチベーションを維持するのにも良いと思います。



介護支援分野がどうしてもきついね。



両方バランスよく勉強していく方が
かえって効率がいいかもよ。
ケアマネ試験は、どんな勉強をしていけばいいのか?
勉強の方法にも色々あります。
筆者が実際に勉強して大事だと思ったことをまとめていきます。
5年分の過去問を繰り返してやる
ケアマネ試験の勉強方法として、過去問を繰り返し解くことが非常に大切です。
地味なようですが、過去問を解くことが一番の勉強と言っても過言ではありません。
介護保険には、法改正などもあるので、あまり昔のものはやらなくても大丈夫です。
筆者は直近の5年分の問題を何回も繰り返してやりました。



試験が終わって振り返ってみても
過去問の勉強が一番効果的だった。
過去問の勉強には、様々なメリットがあります。
- 試験の全体が見えてくる
- よく目につく単語や重要なポイントが見えてくる
- 5肢複択方式の問題形式に慣れる
- 問題が解けるようになれば、自信がつき勉強のモチベーションが上がる
このような過去問題集がおすすめです。



解こうと思っても、何が何だか分からないね。
はじめは問題を解こうと思っても、どの選択肢がどうなっているのかもわからない状態です。
とにかく、分からない問題ばっかりでも設問の一つ一つには解説がついています。
解説をよく読んで、理解を深めていきましょう。
市販のテキストで重要な部分を書いて覚える
テキストを見て勉強しながら、重要な部分はノートまとめたりして勉強しました。
例えば、ユーキャンのテキストは書きながら勉強できるので、使いやすいですね。
ケアマネ試験の市販のテキストは「過去の試験で出題された箇所」が重要なポイントとしてまとめられています。
このような市販のテキストは過去問との相互性が高いので、過去問をやって分からない場所を調べたりするのにも使えます。



ケアマネ試験は、覚えることがいっぱいあります。
筆者はケアマネ試験は「暗記」の科目だと思っています。
どこを暗記すればいいのかを意識して、テキストでの学習を進めることが大事です。
テキストは何冊も同時にやるのではなくて、基本的には1冊のものを読み込む方がいいと思います。
自分の使い慣れたテキストを選んで勉強しましょう。
過去問やテキストが苦手な方は「通信講座」が向いているかも
過去問やテキストで勉強していくのが苦手という方もいると思います。
独学で勉強していくが大変に感じる方には、その分お金はかかりますが「ユーキャンなどの通信講座」で学習するのがおすすめです。
通信講座で勉強するメリット
- プロの講師によるサポートが受けられる
- 独自の分かりやすいテキストがある
- 模擬問題などが充実している
- 法改正などの最新情報が入手できる
仕事や子育てで忙しい方でも、通信講座で勉強して合格している人が大勢います。
実際にケアマネ試験の合格者の8人に1人が「ユーキャン」を使っていますね。
初回の利用ならば「教育訓練給付制度」を使って、費用を20%安くすることが出来ます。



全体のまとめ
この試験では、ケアマネ試験の勉強のコツを筆者の経験を元にまとめました。
まずは、ケアマネ試験の概要をおさらいです。
- 試験は全部で60問の120分です。
- 介護支援分野では介護保険制などの問題が25問出題されます。
- 保険医療福祉サービス分野では、医療や介護の知識が35問出題されます。
- 5肢複択方式で、試験時間は120分です。
- 合格点は全体の6~7割が基準となっています。
ケアマネ試験は、どこから勉強していけばいいか?
- まずは介護保険のサービスを把握することからはじめてみましょう。
- その次に要介護認定を流れで学習していきましょう。
- 地域支援事業についても学習していましょう。
- 介護支援分野と保健医療福祉サービス分野をバランスよく学習しましょう。
ケアマネ試験は、どうやって勉強すればいいのか?
- 5年分の過去問を繰り返し解こう
- 市販のテキストで重要な部分を書いて覚えよう
- 過去問やテキストの勉強が苦手な方はユーキャンの通信講座で勉強しよう。
以上で簡単ですがまとめとさせてもらいます。



ここまで、ご視聴ありがとうございました!